最近、社員からのテレワーク継続の声が
あるらしいな。
うちは継続はせえへんで。
社員を甘やかしたらあかん!
えっ!
せっかく始めたんですから継続して
今のうちに今後も柔軟な働き方ができるよう
制度を整備しないと、
感染者がでるたびに
社内業務が止まりますよ。
それはそんときのことやがな。
社長、今こそ、
新しいワークスタイルに
対応できる仕組みづくり
をしませんか?
これから災害などが予見される中、
BCP(事業継続計画)は重要課題ですから。
そんなんわかっとる。
理屈はわかるけど、テレワークなんかは、
問題も多いやろ!
何の問題ですか?
テレワークなんて、
社員が家で何をしてるかわからんやないか?
それに
真面目に仕事に来ている社員と
比較したら不公平とちゃうか?
(心の声)
『みんなちゃんと仕事してるし・・・
そもそも、職場に来るのが仕事や
という時代でもないんやけどな。
この会社大丈夫かな?』
見えへんテレワークなんて、よくわからんし、
わしはあんまり好きやないんや!
(担当者から相談を受けた社労士)
まさに、
テレワークあるあるですね。
それではテレワークの疑問について
説明しましょう。
勤怠管理については、
メールの利用やクラウドシステムの利用により
場所を問わないという利点があります。
コミュニケーションツールとしては、
チャットルームやWEB会議があります。
また、プロジェクトの進捗管理については、
グループウェアソフトを利用し
「業務を見える化」できます。
テレワークを導入しても、
働き方に関係なく評価できるよう
目標を適切に設定する工夫や、
こまめなホウレンソウやフォローをする仕組みを
整備するなどの工夫により、
適切な評価や部下指導も
可能な時代です。
労働時間の把握については始業・終業時に
電話、メールで報告する方法や勤怠システムを
利用しましょう。
業務内容についても
リモートで会社のPCを
使用した記録や
クラウドのシステムへの
ログイン情報、業務の成果等で
確認できます。
それに、テレワークを導入することで
メリットもたくさんあるんです。
たとえば、子育ての人も働き続けられることや
時間、場所の拘束性を薄めることで、
人手不足を解消できること。
また、優秀な人材の確保や、より成果を生む
働き方への見直しなどがあります。
経営者にとっても成果や評価のシステムを変える
いいチャンスですよ。
ムムム・・・
そうか、時代の変化に対応することは大切やしな。
わしも勉強して、これを機会に新しい事に
チャレンジしてみるか・・・。
(よく知ってる社労士の先生もおるしな)
そのほかにも、テレワークが可能な業務の
洗い出し、対象者の選定、
テレワーク勤務規程も必要です。
テレワークは元々、育児や介護等との両立
(ワークライフバランス)を達成するために
有効な手段として
働き方改革の中で重要な位置づけと
なっていましたが、
新型コロナウイルス感染拡大に伴う
環境の変化により急速に利用する企業が
増えています。
更に中小企業にとっては、来年4月から
導入すべき
「同一労働同一賃金」の
取り組みに関わる重要な問題です。
我々社労士は労務管理の専門家として
テレワークの導入に必要な
ルール作りのサポート
をいたします。